Good Thingsマーケブログ

Good Thingsのディレクターが日々制作や開発で知った知識を発信していきます。

プロダクトを通して、どうユーザーと対話しますか?

たまたま見つけた記事ですが、普段から考えていることとすごく近い感覚があったので記事にさせていただこうと思いました。

元ネタは以下の記事になります。

forbesjapan.com

 

アパレルブランドを立ち上げてらっしゃる、若手女性起業家のインタビューになります。

インタビュー中に、起業家として重要な素養を3つ挙げてらっしゃり、その一つの「顧客視点」の中に書かれていました。

 

一般的に起業時は、「完成度にこだわらず、なるべく早く市場に出してPDCAした方が早い」と言われていますが、(中略)人は最初に嫌な経験をすると、何年経ってもその悪いイメージを引きずってしまうということ。最初の商品クオリティのイメージが、いまでもビジネス的に機会損失になっていると感じています。

 

これ、とても大事に思っています。特に一番気をつけなくてはいけないのが、ユーザーに「だまされた」と感じさせていないか、ということです。立ち上げ時は予算も納期もないづくしなので、ついつい結果を出すために釣り文言やあおりのクリエイティブで、サイトに誘導するなどの広告の相談をされることがたまにあります。

でも、これはとても危険だなと思って、なんとか違う表現に変えるご提案をさせていただいています。

 

たった一回でも、この「だまされた感」を感じさせると、そのイメージを払拭するのは10倍以上の労力がかかります。もし労力で解決するのであればまだラッキーで、戻って来てくれない事のほうが多いと思っていたほうが懸命です。

 

昔、若手のときに上司に言われた言葉があります。

「人はしてもらったことは忘れるけど、してくれなかった事はいつまでも覚えている」

 

これが人間の真理かなと思っています。

私もポジティブな時は気持ちも舞い上がっているので、浮かれた感覚になるときがありますし、一方でネガティブな時は「この状況をどう打破するか!?」と頭を使い巡らせるから、記憶にも深く残るのかもしれません。

 

広告からプロダクトとの接触、購入などのCV、その後のコミュニケーションまで、誠実にきちんと対話をすることが重要だと思います。そして、ほとんどのユーザーはきちんと話せばわかってくださる方が多いと言う印象です。

逆に言えば「だまそう」という姿勢は、こちらがきちんと話そうとしていないので、相手もきちんと聞いてくれない。

シンプルでわかりやすいコミュニケーションの蓄積することは、きっと大きな結果を生んでくれると信じて今日もコツコツ。がんばりたいと思います。

 


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